今回は、商業BLのメリーバッドエンド代表作おすすめを紹介します。
そもそもメリバがどんなものなのか、イマイチよくわからないという人にも例を出して意味を紹介しますね。
メリーバッドエンドの代表作、商業BLのメリバでも特におすすめだと思った作品の見どころを掲載しておくので、お好みのをチェックしてみてください。
メリバの例と若干ずれもあるかもしれませんが、大きなくくりで紹介しているのでご覧ください。
メリーバッドエンドの代表作も納得の作品が多いですよ!
↓ネタバレあり↓
メリバってどんなものか例を紹介
メリバってどんなものなのか、例を紹介します。
そもそもメリバは商業BLだけでなく、さまざまなジャンルの作品に使われています。
メリバはメリーバッドエンドの略語です。
メリーバッドエンドというのは、造語でmerryとbadを組み合わせたもの。
真逆の意味合いです。
Merryはクリスマスなどにも使われているのでわかると思いますが、陽気な、楽しいなどの意味合いで、ハッピーなイメージの言葉。
逆にBadは悪い、邪悪な、間違ったなど、かなりマイナスのイメージの言葉です。
そんな真逆同士の単語を組み合わせた造語ってどんな意味なの!?という感じですが、ストーリー展開をみて納得できるものも多いと思います。
ハッピーな意味にも、バッドな意味にも感じられる結末の作品を多く差します。
また、読み手、受け取る側によっては結末がどちらにもなってしまう作品。
メリバの例でわかりやすいのは、人魚姫や幸福な王子です。
この二つはメリバ感満載の作品で、納得できるかと思います。
まずは、人魚姫をメリバの例としてちょっと説明しますね。
人魚姫サイドから見た場合、王子を助けられたことに対してはメリー、でも最終的には人魚姫は泡と消えてしまうのはバッドですよね。
また、人魚姫に出てくる王子は人魚姫が自分を助けた本当の人とは知らず、海岸で助けてくれた女性が命の恩人だと思っています。
だからこそ、王子サイドからみたら、その女性と結ばれていますので、ハッピーな結末を迎えています。
こうしてみると視点を変えることで、ハッピーになったりバッドになる作品は多いです。
また、読み手側からしたらちょっとこれはバッドではないのでは?と思える場合も作中の主人公たちにとってはハッピーかもしれないととれる作品もあります。
幸福な王子のそのひとつ。
王子とつばめの関係を見て見ましょう。
王子像はツバメに装飾品を運ばせ、貧困に苦しむ助けてきました。
ツバメというのは渡り鳥で、四季を持つ場所で渡りの季節を逃してしまうと命を落としてしまいます。
それでも作中のつばめは王子のために渡り鳥としての本能に抗い、最後まで王子のために働きました。
最後は王子の鉛の心臓と共に天国に召されて幸せになったとなっています。
つばめは王子と共に天国で幸せになれた、王子もまた人々を貧困から救うことができたのでハッピーになれたというストーリー展開です。
読み手からしたらちょっとせつなくて本当のハッピーエンドなのか?と疑問が残る展開ですが、主人公たちからしたら幸せだったという流れです。
後述するおすすめの作品でも殿とつばめという作品があるのですが、こちらは幸福な王子がベースになっているのかな?という作品です。
涙を誘い、メリバ感がある作品なので、ぜひ興味のある方は読んでみてくださいね。
メリーバッドエンド代表作からマイナーまで!商業BLメリバおすすめを紹介
メリーバッドエンドの商業BL代表作からマイナー作まで紹介していきますね。
知ってる知ってるというものから、見逃していたというものまであると思うので、ぜひこの機会に読んでみてください!
はらだ作品
作品名で紹介していませんが、大きなくくりで作家さん縛りで紹介します。
はらだ作品はメリーバッドエンドの作品が多くあり、どの作品も傑出している作品ばかり。
- にいちゃん
- カラーレシピ
- やじるし
- ワンルームエンジェル
どれも人気作品で、メリーバッドエンドの代表作とも入れる作品。
はらだ先生のラストがどちらとも取れる作品だけをまとめた記事ではクローズアップして詳細を語っているので、そちらをご覧ください。
にいちゃん、ワンルームエンジェルに関しては別記事で、どんな作品か紹介しています。
真逆の作品なので、びっくりするかもしれません。
にいちゃんはダーク、ワンルームエンジェルはピュアなストーリー展開です。
どの作品も外れナシです。
ただ、にいちゃんはちょっと癖が強すぎなので、一度、見どころをチェックしてから読むことを強くおすすめします。
苦手な人は苦手だと思うので…。
ワンルームエンジェルは神作なのでぜひ読んでほしいです✨
ドラマ化のされているので、読んでいる人は多いかもですが、読み方のポイントもあるので、ぜひはらだ先生の作品をまとめた記事もチェック!
心中するまで、待っててね。 ★4.6
商業BLメリーバッドエンドの代表作と言えば、「心中するまで、待っててね。」です。
これ、わたし、結構、避けていたんですよね。
気になって購入はしていたのですが、メリバっていうのを知っていたので。
結構悲しい系のメリバになりそうだなあというタイトルだったので、ずっと読んでいませんでした。
やっぱり商業BLメリバ最高峰の作品ですね。
攻めは小さい頃、大好きだった近所のお兄ちゃんのことを忘れていました。
もう二度と思い出さない…そう思っていながらも、お兄ちゃんの夢を見ます。
最近、ひとり暮らしをするアパートの玄関には嫌がらせが…出ていけという言葉。
仕事をしているとメガネの人を無意識に追い、でも、なぜそうしてしまうのか思い当たらない。
黒髪のメガネの人を見てしまうと思わず、追いかけてしまう始末。
なんでなんだろうと思いながらも、わからない。
そんなある日、お兄ちゃんを玄関先で見つけ…一気に思い出し、抱きしめます。
その姿は当時のまま。
ここから奇妙な同居生活が始まります。
過去のあの出来事をずっと思い出さない攻め。
受けはそれでもいいと思いながらも、あることが原因で攻めの前に現れたんです。
そして、悲しい事実をとうとう攻めが知ってしまいます。
愛しくて愛しくて仕方ないお兄ちゃん。
お兄ちゃんのために、やってはいけないことをしてしまいます。
あんなに優しくて人を傷つけるようなことをしたことがない攻めが。
でも、お兄ちゃん以外本当には愛せなかったんです。
そしてお兄ちゃんと共に…。
お兄ちゃんは攻めを守るために現れたはずなのに!
でも、ある意味、お互いを求めやっと結ばれた感じですね😢
メリバ最高峰と言える作品です。
蟷螂の檻 ★4.6
全体的に重め、暗め、犯 罪臭がプンプンの作品。
途中、かなりひどい描写があり、ここで読むのを断念する人もいるほどです。
ただ、これを乗り越えるとただただ執着愛、ある意味、二人にとっての幸せに当たるのかもしれないと思える結末でした。
ちなみに、スピンオフ作品の「蟷螂の檻 わたしの坊ちゃんがかわいすぎる」を読んでいただけると、あ、典彦、本当はもうひたすらかわいすぎて、食べちゃいたいんだ、ただ壊れているんだと笑いありで救われます。
時代は昭和時代、地方の名家の當間家の跡取りの息子・育郎と使用人の典彦の歪んだ愛の物語です。
家の奥の座敷牢には艶やかな男が囲われていました。
その男は、父の妾腹の息子で育郎の兄・蘭蔵。
父は自分の息子を愛し、母にも育郎には目もくれない。
全ての関心は兄にだけ。
そんな育郎の唯一のよりどころは、小さい頃から常にそばにいてくれる使用人の典彦だけ。
典彦は忠実にだけど、異常な愛で育郎を自分の手中に落としていきます。
深いくちづけ、自分での性処理の仕方、そして後ろにまで自分の指で開発していきます。
快楽を徐々に植え付けていく典彦。
そんな中、当主である父が亡くなると、全財産は蘭蔵へ、育郎は代理としての当主をすることに。
当主として愛のない結婚し、会社を守り、それでも典彦が支えてくれるからこそ、この重圧に耐えられるはずが…典彦の策略とも言える事態に陥り、娼婦のように自分の体を差し出さなくてはいけないことになってしまい!?
ひたすら歪んだ愛をぶつけてくる典彦。
本当に愛してくれているのか…。
だが、育郎はわかっていながらも、典彦への愛が止まらず…。
どこまでも暗く歪んだ愛、だけれどなぜかハマってしまう作品です。
この後は、やっぱり蟷螂の檻 わたしの坊ちゃんがかわいすぎるを読んでほしー!
ちょっと救われますwww
ちなみに、エ✖エ✖な作品なので、Hなのが好きな人はエ✖エ✖BLのまとめもあります。
イトウさん ★4.4
結構重めの作品で設定が結構きつい。
5歳の頃からウリをさせられている受けと子供の頃から殺し屋をしている攻め。
初めてのウリをさせられた受けをある意味助ける形になった攻め。
名前も聞かず、二度と会うこともないだろうと思っていた攻めですが、再会したのはあるゲイバー。
ウリを専門としているゲイバーで客の振りをするために入っただけ。
でも、そこで運命的な再会を!
受けは子供の頃に出会ったことがあるとは記憶がないのですが、無意識下でなのか攻めに惹かれます。
客に抱いてもらうふりをしながら、攻めに惹かれている受けは好きな気持ちが止められなく…。
攻めもまた今まで心が動かなかったのに、唯一、受けに惹かれてしまい、あることをきっかけに2人で逃亡を図る形になります。
逃げて逃げてでも追われて、そして捕まり、受けは攻めの記憶を取られることを恐れある決意をしますが…。
とんでもない展開を見せるものの、どんなことをされてもこの人の記憶だけは…という受けの想いにグッときます。
それでも、受けは攻めの記憶を…。
ちょっと人の感情が欠落しているイトウさん。
受けはそんなイトウさんに唯一感情を与えた男の子。
イトウさんもまた、受けに唯一、特別な感情を与えた存在。
そんな二人の幸せの展開が…。
結構重めの作品で、全2巻完結になります。
一気読み必至のメリーバッドエンドの代表作とも言えるでしょう。
泥沼 ★4.3
タイトル通り、どこまでも泥沼になっていく作品。
最初は受けが攻めを追いたい気持ちがあり、途中からは攻めが執拗に受けを追う展開。
ゲイというマイノリティだとどうしても親に早く結婚しろと言われても、自分の性的思考を暴露できない、その結果、結婚を強いられるという展開はあるあるですね。
泥沼でもそのパターン。
攻めと長い間会えずにいて久々に会ったら、悪びれもせず、「親に結婚しろと言われて見合い結婚してきた」と事後報告。
でも、別れる気もない。
受け側は結婚したんだから未来はないと必死に諦めようとして、関係を断とうとするんですが…。
そんな中、受けの全部を受け止めてくれる優しい攻めが口説きます。
この二人が体の関係を持ち、真剣な気持ちだということがわかり、攻めと付き合うようになるのですが…。
結婚していた前彼の攻めが執拗で…離婚もしてきたという。
はっきりきっぱり断ろうとしても、彼氏ができたと言っても、遊びならいいという始末。
本気で付き合っていることを知ると、逆切れ、自分のしたことは棚上げ状態。
ここからはちょっと〇罪的な場面が。
自分の気持ちを押し付け続け、受けを暴行し、彼氏とある意味強制的に別れさせ、何度も何度もひどい抱き方をします。
受けは諦めるものの、やせ細り、大切にしてくれた彼氏のことを思い出しツラい日々を…それを見て強引に復縁をした攻めはある決断を…。
メリバ感たっぷりで、人気の作品です。
心を殺す方法 ★4.3
義兄弟もので美しい弟の執拗さが恐ろしい作品です。
〇罪臭ものですね。
そのあたりの詳細は、〇罪臭プンプンのBLまとめ記事をご覧ください。
弟としてかわいがっている兄に執着する弟。
弟の気持ちがわかっても受け入れたくない兄ですが、弟の執着がハンパない。
最初から兄への執着がおかしいんです。
でも、兄は気づかない。
弟も美しすぎるがゆえの悩みがあり、あることをきっかけに兄のマンションへ押しかけキスをしていまいます。
これが第一のきっかけ。
さらに、ふたりきりで別荘で過ごす機会があり、おかしな展開に。
兄も流されすぎですが、これが悪かったで。
ただ、兄は別の人と付き合うものの、弟のせいで壊れてしまいます。
また、兄のパートナーだった男は最初はそのことに気づかず…。
何度も離れようとしても逃れられず追いつめられていく兄。
どんどん壊れていく兄、破滅へと向かっているのが見て取れます。
最終巻が悲しすぎる展開で…兄の元カレが優しすぎるし、なぜモトサヤに戻らないのか…。
兄の元カレも後悔ばかり。
元カレにとっては間違いなくバッドエンド。
兄にとっては本当の心はわからない感じ。
弟にとってもあの出来事を聞いてしまうと、バッドエンドなのか、それとも兄との秘密を共有できるこの関係がメリーと言えるのか…。
兄と弟には大きな秘密を共有するが故の歪んだ関係にも見えますし、ある意味の愛も見えます。
一気読み必至のメリバ臭がすごい作品で、人気のBLです。
これは読む価値あり、間違いなく一気読みする作品なので、まとめてそろえておくことをおすすめします。
全4巻の作品ですが、もっと長編の作品な感覚になるほど重々です。
ディレッタント ★4.4
心を殺す方法の作者であるカシオ先生の上下巻セットの作品。
ざわざわとする作品。
身分違いの恋。
同性同士の三角関係。
〇罪臭感のある御曹司VS貧乏偽大学生。
別世界の人間である受けと受けの恋人である御曹司。
貧乏で清掃の仕事をしていた攻めは、ある日、美しい受けに出会ってしまいます。
なにを言っているのかもわからない、だけど、ある本を手に取ろうとした瞬間、美しい彼が同じ哲学科必修の授業に同じように出ていたのかと聞かれ、思わずはいとうそをついてしまう攻め。
でも、彼には御曹司の恋人がいたことを知ります。
それでも彼のことが諦めきれない、彼は恋人のことを好き…。
自分の気持ちがかなうことはないとわかっていながらも…そんな攻めの気持ちを知っているのに、御曹司は自分の別荘の仕事を提案します。
そこでとんでもないことが起こります。
受けとの情事の際、首を絞めて命を奪ってしまった攻めに、どうにか始末しろと言われてします攻め。
だけど、受けは生きています。
攻めは受けをある場所に隠し、御曹司から隠しますが…とうとう御曹司が攻めを抹殺しようとして…。
一気読み必至の作品でハラハラドキドキが止まりませんでした。
サスペンス系BLで、攻めのどんでん返しの人生、受けは幸せなのか…。
ハッピー・オブ・ジ・エンド ★4.8
おげれつたなか先生の作品で、天才的な作品とも言えるひとつです。
というか、おげれつたなか先生の作品はどれも秀逸なので、根強いファンが多いです。
BL作家さんでも珍しいくらいのTwitterフォロワー数で約28万人。
まだおげれつたなか先生の作品を読んでいない方は、ハッピー・オブ・ジ・エンドから読んでみるのもおすすめです。
かなり重めのダーク系だけど美しさもある複雑な作品で、途中のメリバ感がハンパない!
受けが本気で付き合っていたと思っていた男が自分に黙って結婚し、しかも結婚式にも平然と呼ぶ男。
ここからの受けの人生はクソみたいな日々。
ある金持ちの男に飼われるものの、寂しさから外で遊びまくったせいで結局また一人。
だけど、その男から盗んでしまったあるカードがきっかけで、馴染みのバーで美しい攻めに出会います。
体の関係を…と思いきや、殴られゴミ捨て場に捨てられ…と、出会いは最悪でした。
でもこの出会いは運命だったと思います。
攻めは受け以上にひどい人生を送ってきた男で、あるとんでもない男に執拗に狙われていて、定期的に家を変え逃げる日々を送っているんです。
受けはひょんなことから攻めの家に転がり込みますが、受けの行動で壊れた攻めの心を徐々に人の心に変えていきます。
最初は受けに対してひどい扱いをしていた攻めですが、徐々に受けに溺れていき、受けを守りたいと思い始め、攻めの状況を知った攻めも受けのことを守りたいと思います。
でもある日、攻めを付け狙っている男に受けが誘拐され、酷いことをされ…とうとう攻めはある決意を。
これがきっかけでさらに逃亡の日々を送ることになるふたり。
でも、終わらせなくちゃいけない、自分が終わらせなくては…と攻めはある決意をします。
受けのために自分は離れなくては…もう涙が止まりませんでした。
全3巻ですが、すでに完結しているので一気読みをおすすめします。
3巻目の表紙で涙が!
これは最高傑作とも言える作品なので、絶対読んだ方がいいです!
詳細内容が気になる方はこちら!
あおに鳴く ★4.5
究極のメリバという感じです。
全3巻あって、最終巻は小冊子で番外編になっています。
切なすぎる方は絶対3巻目の番外編の小冊子を読むことをおすすめします。
本編ではないので、最終回キッツ!という方は、絶対読んだ方がいいめっちゃ幸せな小冊子です。
表紙にも意味深な言葉が書かれています。
「In the flow of time」、「Leads to anywher of this blue」、「Ringing blue」。
最初の言葉は時の流れという意味合い。
2つ目の言葉は、この青はどこにでも通じているという意味合い。
3つ目の言葉は、青が輪になっているという意味合い。
この言葉からこの青い空は時空を超えたどこにでも通じているということではないでしょうか。
話を読んでみると、これは納得。
攻めと受けの想いの強さから惹きつけられた感じ。
ページを開いてみても、最初から不思議な展開を見せるBLです。
タイムリープと安易に終わらせたくないストーリー展開の作品ですね。
読んでみると、ラストは読者に考えさせる終わり方。
受けの行動で攻めの今まで生きてきた人生を幸せなものに変えたのかもしれません。
それが本当に攻めにとって幸せだったのか、受けは攻めにとって幸せな日々を送ってきてほしかった、自分のせいで攻めの人生をツラいものにしてきたことに対しての贖罪ともいえる行動を最後にしています。
これが二人にとって本当に幸せなものになったのか…は、読者が想像するしかないです。
でも、ラストの写真を見ると攻めは幸せな日々を送ってきて、記憶も変わったのかもしれません。
だからこその攻めの言葉、受けの願いはかなったと思ったのでしょう。
今度は自分の番というのは、もう一度、どんな形でも再会を求めているのか…そこは何度も読んで想像するしかないかもしれません。
切ない系、美しい系の作品で、かなりどっぷりとつかりました。
メリーバッドエンドの代表作ともいえる、美しい涙を流すことができる秀作ではないでしょうか?
泥中の蓮 ★4.4
ジェンダーレス男子に愛されています。の作者・ためこう先生の作品。
かなり暗いストーリー展開です。
兄弟ものがダメな方は絶対NG!
兄はビッチ、弟は正統派イケメンという感じ。
でも、成績優秀な顔を持つ弟の腹黒さがすごいです。
心と行動が違いますし、ゾッとするところもあり。
両親の事故で兄が男に身体を売りながら弟を育てているんですが、この弟、兄に想いを寄せています。
兄がとことん泥の底まで落ちていくのを見届け、だれも見向きもしなくなったら自分のものに…。
でも、ある日をきっかけに弟は兄を襲い、自分の欲をひたすら兄に注ぎ続けます。
兄は抵抗を見せるものの最後まで良い兄でいようとして、弟と離れることを選びました。
でも、あるとき、兄が病院に運び込まれたことで再会を果たします。
数年は兄を待ち続けましたが、弟は兄とのいつかきたる再会のために準備していました。
とうとう兄と再会を果たした…兄は弟の想いに応え…弟の執着度がすごい!と思いましたが、これは違いました。
一見頭が悪いだけの兄と思っていましたが、ラストでどんでん返し。
弟は兄のこの計画を知らずに、幸せをかみしめているだけ。
兄の計画が怖かったです。
これがメリーなのか、バッドなのか…知らないからこその幸せなのか、同じ思いだったことを知って改めて幸せだと感じるのか…。
ダーク系の作品です。
嫌い、大嫌い、愛してる。 ★4.4
結構好き嫌いが別れる作家さん、内容です。
絵は綺麗めですが、独特な感じ。
ストーリー展開は詩的な表現の多い漫画家さんです。
だからこそ美しい展開を見せる作品が多いのですが、こちらの「嫌い、大嫌い、愛してる。」も美しく感じられるBL。
舞台は昭和50年前後、日本海側の寒い地域・骨ヶ原という田舎町。
実際には、骨ヶ原という地名は現在の荒川区にある地名ですが、それとは異なるようですね。
東京の本社役員であり、非常な男の攻めがその土地の孫請け会社の所長に首切り役人的な役割で就任します。
女遊びに飽き飽きしていた攻めは、そこで病気の母親の看病をしながらも懸命に生きる美しい青年の受けに一目惚れ。
受けを無意識に見てしまう攻めですが、今までの生きざまから素直に好きだ、惚れたという甘い言葉がささやけない。
彼が取った行動は…金を使って受けを追いつめること。
追いつめて自分に金を貸してくれと言わざるを得ない状況を作り、とうとうその機会が!
そして、金を出す代わりに自分に抱かれろと言う。
受けは泣く泣く攻めに抱かれるものの、あられもない姿の写真を撮られ脅され、いいおもちゃにされていきます。
攻めは自分の本当の気持ちに向き合えない、受けはどんどん追いつめられていく。
そして、信じていた人達に裏切られ、縋る人がただ一人・攻めしかおらず…。
でも、攻めを愛していると思えない受けは、自分に惚れさせ攻めに復習することを誓います。
もう攻めは受けに夢中なのに…。
でも、あることをきっかけに受けは命を落とす直前で助けられるものの、意識不明のまま。
攻めはただひたすら受けに想いを寄せて…とうとう意識不明の受けを病院から連れ出し、旅をします。
自分が追いつめてしまったとひたすら自分を責め続ける攻め。
でも、その真相は…。
全体を通して攻めがやったことは許せない、でも、同愛を表現していいかわからないという何とも複雑な作品。
ひどいと言い切れず、せつなさ、苦しさもある作品で、ラストはどうなるのかと一気読みしました。
最後は…。
本当に欲しかったものだったのか、こんな始まりで愛が芽生えるのか…。
刺青の男 ★4.3
阿仁谷ユイジ先生の作品で、さすがとしか言いようがありません。
重めの作品で、最初のセリフが刺さります。
幸せというものは、ひとそれぞれ、模範解答というものはないということ。
だからこその、メリバ。
ショートストーリー的な作品が複数入っていますが、複雑にリンクしていいる作品です。
ひとつめのカップル。
幼なじみだった受けと攻めが再会。
受けは落ちに落ちてヤクザに、攻めは身分を隠していましたが警察官に。
攻めは受けのことを本当に好きになってしまったものの、受けを逮捕。
でもずっと待っているよと一言。
メインのカップル。
攻めは坊ちゃんの受けをずっと守り続けています。
三代目の組長の女性に想いを寄せていて、子供ができない限り結婚はしないと言っていましたが…望まぬ妊娠を。
でも、組長は攻めのことを好きだと言っていました。
その先代の組長からの守れという命令を忠実に守っている攻め。
元組長で女を妊娠させた男はろくでもない。
息子を金を稼ぐ道具としか思っていない。
攻めは前組長のため、受けのためにただ我慢します。
でも、受けはだまって言いなりになっているようなタマではなく、あることを画策。
攻めを自分のものにし、二人で逃避行を決断。
でも、ひとつめのカップルの受けが捕まってしまったことで、計画が狂ってしまいます。
無事組抜けが成功したように思えますが…。
その事実を知ったひとつめの受けはショックを受けますが、攻めが自分たちには祈ることしか出ないと言い…。
もう切なくて苦しくなりますね。
確かにメリバ。
かなりのメリバ。
メインのカップルの結末がつらすぎます。
それでもある意味、受けにとっては幸せ…。
そして、番外ショートを見るとさらにショッキング…。
キミがウソをついた 漫画パーク ★4.3
キミがウソをついたもかなりメリバ感たっぷりのちょっとゾクッと感のある作品。
幼なじみカップルで、半監禁もの。
一見、攻めがコントロールしているかと思いきや、受けもなかなかの腹黒い感じで全体的にダーク系。
執着愛度が強めなので、好きな人はハマります。
部屋に引きこもり生活を続けている漫画家の受けは、編集の攻めに管理されています。
毎月の人気は最下位なのに漫画を描くことを続けさせてもらっていると思っている受け。
でも、半監禁状態の受けは知らない。
人気漫画家であり、ヒット作を出し、アニメ化もされているということを。
攻めのために漫画を描き続ける受けは、攻めが尋ねてくれることだけが楽しみ。
攻めに抱かれる喜び、自分に執着してくれる攻めの気持ちに溺れています。
でもある日、そんな幸せな日々を破った人物が…。
事実を知った受けですが、それでも攻めへの愛が止まらない受けは、わかっていながらも真実を知らないふり。
攻めが本当のことを話そうとする機会もつぶします。
それが受けにとっての幸せだから。
攻めはこの秘密をずっと抱え、苦しみながらも受けを愛し続けるのが幸せなのか…。
そこまで長くない作品ですが、単行本に4話入っています。
一気読みさせるメリーバッドエンドの代表作とも言えるでしょう。
60億分のふたり ★4.5
ダーク系で攻めが元々、あたおかですね。
でも、こんな状況だと受けがおかしくなっていくのもわかります。
攻めの執着愛にざわつきました。
受けがどんどん攻めに落とされていき、最後は攻めに依存して生きていきます。
攻めはいじめっ子のリーダー的存在、でも実際には宿題係として任命しただけ。
でも、攻めの取り巻きたちはいい気になって、受けをいじめ始めます。
受けは引きこもりになり、ある日、自分の命を断とうと…でも、生きている…そして、人の心の声が聞こえてくるんです。
おかしくなりそうだ…母の心の声も聞いてしまい、引きこもりバカリしていられなかった受けが、ある日、散歩に出ると…そこでこの元凶である攻めに出会います。
でも、攻めは自分のことに気づかない…怒りから攻めに殺意を抱くとトラックが攻めに当たってしまいました。
もうダメなのでは?と思ったら、攻めはかすり傷程度。
その代わり、攻めも人の心の声が聞こえて…。
一方、受けは自分の性ではと気になって、思わず様子を見るために攻めのお見舞いに行くと攻めの声だけ聞こえない、攻めも受けの声だけ聞こえないという状態で!
攻めは受けにどんどん依存し、とうとう受けを崇拝、神様になってくれと言い出します。
そして、好きだと言って受けを押し倒し…。
最初は攻めに執着され、逃れられない状態で嫌気がさしていた受けも最後には自分の方が依存してしまいます。
そして、受けと攻めの心を聞く力にも変化が?
さらに、実は攻めは受けのためにあるとんでもないことをしでかしていて…。
攻めは受けを手中に落として満足であり、攻めにはこの上ない幸せ。
受けもまた攻めに依存。
ある意味幸せと言えるのかもしれませんが、常に不安が拭えず…。
メリーバッドエンドの作品ですが、あまり出てこないので知らない人も多いかも?
ゾワゾワするので、ぜひ読んでみてほしい作品です。
あさがおは夜から咲く ★4.7
早い段階からメリバだろうなと思えるスタートです。
最後は涙が止まらない作品です。
人気者の攻めとおとなしいひとりでいるようなタイプの受けの恋。
攻めはいつも受けに声をかけていましたが、受けの方は明るく対応するような感じではありません。
距離が近いわけでもなく、ちょっとだけ遠い存在。
ある日、攻めは命を落とします。
クラス中が悲しみに暮れ涙を流す中、受けだけは涙を流せませんでした。
そんな受けの元に幽霊になった攻めが現れ、その理由がわかりません。
攻めは自分の想いを消化したいから手伝ってくれ受けにお願いしますが…。
亡くなってから一緒にいる時間が増えたふたり。
時間が過ぎていき、攻めと過ごすしていっても、自分の気持ちを認めない受け。
でも、攻めは自分のことを語る受けだけが、現在形で語っていることに気づきます。
引き留めているのは受け。
涙を流せなかったのは、その事実を受け止められなかったから。
そしてとうとう受けは自分の気持ちを認め、お互いに告白します。
攻めが生きていたらできなかったことを受けは経験してきました。
少しずつ別れの時間が近づいてきます。
お互いの想いをぶつけるように、体を重ねると…。
ラストは明らかにメリバになりそうだなあというのがわかる作品。
人によってはバドエンよりなのかな…でも、本人たちはお互いの想いを知り、晴れやかになっているので良かったのかもしれませんね。
詳細が気になる方はまとめ記事をどぞ!
その男、アイドルにつき ★4
せつないせつないせつない!と言いたくなりますね。
アイドルだからこそ、この展開に。
思い合っているからこそ、この展開に。
きっとずっと思い合っているんだろうなと思えます。
ちなみに、どちらが受けか攻めかはわかりません。
体を重ねるシーンが描かれているわけではなく、朝チュンですね。
出会いは転職したマネージャーとアイドル研修生の子供?としてです。
なので、年の差はえらいありますね。
子供の方は母親に問題ありで、ちょっと心に傷を負っている子で、過去のマネージャーたちはこの子とうまくいかず辞めていった感じ。
でも、新しいマネージャーは彼と向き合うことで、一気に好かれています。
最初は事務仕事を探していたので半年で辞めるつもりが数年…その頃には彼らのために体を張って仕事を取っているのかな?という場面も。
アイドルの子はマネージャーに依存して、ちょっと怒られると動揺するほど。
マネージャーの方も彼のことがかわいくて、あるとき、俳優の仕事でキスシーンの練習を相手することに。
ここからお互いに意識し始めます。
このまま秘密の関係になるのかと思いますが…そんなとき、アイドルの子の母が薬物中毒で病院に運ばれます。
このときのことをきっかけに好きな気持ちを伝え、さらにアイドルを辞めると言い出し…。
その2年後、連絡が途絶えていたふたりですが、元アイドルの子から連絡が来ます。
酒を飲み交わしながら当時のこと、マネージャーの本当の心の内を話します。
そして二人は体を重ねますが、ある決断を…。
ああ、せつない。
でも、アイドルの子のことを思えば、これが正しい選択。
ずっと見守られながら頑張る彼を見るとウルッと来ますね。
double suicide ★4.3
BLですが、ちょっとBL臭がするっていう程度のBL枠の作品。
小さい頃から偏食のベジタリアンの弟は年の離れたブラコンの兄と仲が良かったです。
でも、弟はずっと血の味が気になっていました。
そのきっかけになったのは兄がけがをしたのを舐めたから。
血に飢えた状態の弟は、リス〇をしていた女子大学生にその血をわけてもらい…ある日、とうとうその女子大学生は命を落としてしまいます。
それを知った兄は弟の異常さを知り…。
だけど、弟だけでなく、父も祖父も血に飢えていたことを知ります。
弟は兄を食べたいという欲求をおさえ続けていただけ。
その欲求をぶつけられ兄は…。
歪んだ愛、弟を拒み切れない兄、そして弟の欲求を受け入れるようになる兄…どちらの異常さにゾッとします。
兄には恋人がいたのですが、弟を選んだってところでしょうか…。
完全なるメリバですね。
噛み痕とフローライト ★4.6
ちょっとメリバ系かなという作品。
受けは絶対に人間には戻れない、吸血鬼になるまでは命の危険にさらされるという展開なので、メリバ系かなと入れました。
受けは天涯孤独の施設育ち、攻めは半純潔の吸血鬼。
美しくもエロティックな絵柄と描写に魅了される作品です。
受けはある夜、コンビニで美しい男に思わず視線がいってしまいます。
その帰り道、その美しい男を付け狙う男を見て、受けは思わずかばうと…思い切り切りつけられてしまい、意識を失います。
気が付くと見覚えのない天井。
そこは吸血鬼の隠れ家。
あの美しい男は吸血鬼で、男をかばって切り付けられた自分を助けるために、咬みついたと。
完全に吸血鬼になるまではタンクと呼ばれる吸血鬼の血液タンクになってしまう…危険から守ってやると言われた受けは意外とすんなりこの状況を受け入れます。
でも、仕事が…人間の間は仕事場に通うことになった受けですが、攻めは受けが心配で送り迎えをすることに。
だけど、攻めがいない間に、ある人物が接触してきて…。
受けが吸血鬼になったら?
吸血鬼同士になったら…激しく愛し合う気持ちからの言葉を発する攻め。
その先はどうなるのか…想像が掻き立てられました。
殿とつばめ ★4.8
主従関係、幸福な王子がベースになっているお話だと思います。
殿は王子、つばめは執事。
殿は人が良すぎて自分の美しい鱗を剥いで貧しい人々を助けます。
人が良すぎて、なのにただただ自分を傷つけるばかりなのがせつなくなります。
瑞獣の麒麟の末裔である坊ちゃんをお世話するために、渡り鳥であるつばめの乙鳥が5年ぶりに坊ちゃんの元に戻ると家の様子は変わりはてていました。
5年間戻らなかっただけで…坊ちゃんはそんな中でも、自分の身を削ってまで困った人たちを助けています。
それを知らず坊ちゃんの美しい鱗を困った人たちに届ける乙鳥。
でも、それを知った乙鳥は、坊ちゃんの美しい鱗を一つひとつ取り戻していきますが…。
ある日、男爵の不興を買ってしまった坊ちゃんは、召集令状を受け取ってしまいます。
戦地に向かった坊ちゃんをただただ待ち続ける乙鳥。
もう渡りの季節が来るのに…。
渡りを行わないと七十二侯の加護を失ってしまう、そうしたら、もう人間の姿に離れない…それをわかっていながらも、坊ちゃんの無事を祈りながら待ち続ける乙鳥。
一方、坊ちゃんは捕らえられている中、乙鳥の意外な真実を知ります。
必死に乙鳥の元へ戻ろうとしますが、その頃にはもう真冬で、乙鳥は人間の姿をしておらず…。
渡り鳥たちを必死に追いかけるふたり。
そして、とうとう…。
麒麟の坊ちゃんは全ての鱗を剥がれ、これ以上は人々に施しを与えられないボロボロの姿で、だれも見向きもしません。
それでも、二人にとっては再会できたことが幸せなのでしょう。
本当に涙が止まりませんでしたー!
花椿秘恋唄~100年先まで ★4.5
これぞメリバ。
お互いを想い合って愛し合っている気持ちが通じ合っていても…。
必死に愛し続けたふたりの愛が奇跡を呼んだ100年後の再会。
舞台は江戸時代、彫師と男花魁との恋。
花魁の方に刺青を彫る仕事が入った彫師は、美しいけれど口の悪い男に魅了されていきます。
最初は口が悪く、自分を見下したような態度でイラッとしていましたが、すぐにそれでいて真っすぐな心を持っている男だと思いました。
何度も通ううちに惹かれ合い、体を重ねるように。
でも、花魁は隠していたことが…それは労咳。
自分の死期を悟った花魁は、彫師のために絵師の弟子になれるように、自分は破格の値段で買い取ってくれる男の元へ。
でも、労咳だとバレてボロボロになった状態で、送り返されてしまいます。
彫師はそれでも花魁のことは知らず、ただ必死に絵を描き続けていました。
だけど、彫師の絵にはあるものが足りない…そして、師匠は花魁の病を伝えると…。
初めて花魁の体のことを知る彫師は、花魁の元へ。
お互いに愛を伝えあい、何度も何度も体を重ねるふたり。
自分の好きなことを続けてほしいという花魁。
また明日来ると言いながらも、忙しさに時間が過ぎていく彫師。
そして、再び花魁の元に戻るとそこには、命の途絶えた花魁の墓だけが…。
ただただ悲しい日々を送る彫師ですが、彫師は今までも未来の夢を何度も見ていました。
そして、本当の未来で二人は…。
もうボロボロ泣きました!
パンドラの告白 ★4.4
思い出したくない記憶、絶対に思い出しちゃいけないと思うのに、再会したあいつが自分の奥底に押し込めた記憶を呼び覚ます…。
一見、明るくて無害な青年に見える攻めだけど、どこまでも犯罪臭のする男。
受けは幼少の頃の虐待のせいで、ある記憶を消して生きてきました。
引き取られた先での幸せな日々で、苦痛の日々を消した受け。
でも、あの男はそれを許さなかったんです。
小さい頃、母親にひどい虐待を受け続けていた受け。
しかも、熱湯までかけられて…。
今は幸せ。
そんな日々を打ち破ったのは、大学で再会したある男。
でも自分には彼の記憶がない。
関わらない方がいいと思うのに、一方的に関わってくる攻め。
友人の男は、迷惑しているのでは?と心配するものの、この男も迷惑と思っていました。
そんなある日、攻めと仲良くしていると勘違いした友人は、自分の想いを受けにぶつけてきて襲い掛かろうと…すると、そこに攻めが助けに入ります。
ヒーローのように思える攻めの行動に、上書きしてほしいと攻めを求め…。
攻めはただの人のいい男ではなかく、その後、あの友人を事故に見せかけ…。
計画的に受けにヤキモチを妬かせ、手中に落としていく攻め。
そして受けを抱いて…。
そこから徐々に攻めの本性が現れていき、とうとう彼のことを思い出します。
ひたすらに恐ろしいほどの執着。
でも、それで受けは救われ続けてきました。
それを思い出し、どうしても攻めを拒めませんでした。
そしてとうとう命もなげうってまで…と思ったのに、目が覚めるととんでもないことになっていて!?
攻めにとっては受けとひとつになれたことに喜びを感じ、信用してくれないと感じながらも幸せにしたい一緒に行きたいと願う受け。
これぞメリバという感じでした。
メリーバッドエンドBL代表作おすすめ!メリバの意味を例で解説まとめ
商業BLのメリバおすすめ作品をまとめて紹介しました。
メリーバッドエンドのBL代表とも言える作品からあまり知られていないかなという作品までチョイスしてみました。
まだまだ商業BLのメリバおすすめはあるのですが、メリーバッドエンドの代表でよく知られている作品ばかりだったのでカットしています。
また、メリバがイマイチわからないという方にもわかりやすいように、例を紹介!
メリバの例としては、人魚姫や幸福な王子を読んでみればわかると思います。
視点を変えると幸福であり、不幸であるというところでしょうか。
ちょっとせつない、幸福かな、不幸かな、ちょっと見方を変えると変わってくるなという作品が読みたい方は、ぜひこの機会に読んでみてくださいね!