「ハッピーオブジエンド」3巻最終回までのネタバレを紹介します。
あと、タイトルの意味とメリバ展開なのか…気になるところですよね。
ちなみに、ハッピーオブジエンドはドラマ化が決まっているので、視聴前に内容をざっくりチェックしておくのもおすすめです。
ハッピーオブジエンドは壮絶なハオレンの人生、トラウマを持つクズだった千紘の愛の物語です。
タイトルの意味や3巻までのネタバレを楽しんでくださいね。

ハッピーオブジエンド1巻は9月2日まで立ち読み増量中です!
ハッピーオブジエンド3巻最終回までのネタバレ
この作品におすすめな人:
-
- 深い話が好き
- 壮絶な人生を送る物語が好き
作品タイプ:
-
- 綿密な構成の作品
- 人生をかけた愛
- 胸がえぐられるほどの作品
3巻全体のストーリーネタバレ
3巻はじめではバイト仲間の美里を守るために、千紘はマヤに誘拐された。
車には汚いオヤジが同乗しており、先の見えない…というか、バッドエンド展開になるのでは?という恐ろしさがざわざわと千紘の胸に広がる。
マヤはハオレンを一番の友だと思い込んでいる。
千紘の言葉でマヤがぶち切れ&とんでもないことを命令!
暴力だけではなく、屈辱的なこと。
オヤジはマヤの言葉で、自暴自棄になりこれでもかというくらい暴れ喚き散らした。
すると、周囲がざわつき…。
気が付くと目の前は病院の天井だった。
無事に救出され、ハオレンも心配そうにしている。
その日からハオレンの様子がおかしくなった。
そしてある日…マヤから千紘のあの衝撃的な動画が送られてきた。
ハオレンは千紘を守らなくてはという強迫観念にとらわれ、とうとうマヤを刺してしまう。
どうしよう…千紘にマヤを刺してしまったことを話すと千紘はハオレンを連れ、逃亡することを決意。
だけど、逃亡先でハオレンが下した決断は…。
2巻全体のストーリーネタバレ
マヤから逃れるために引越しをする二人。
ハオレンの千紘を見る視線は優しくなっていた。
優しいキスを繰り返し、愛撫をしながら可愛いといって抱くハオレン。
加治と共に外食することになった二人。
その中でハオレンは千紘と付き合っているつもりだったことを知る。
その場では話題をごまかすものの、千紘は気になって仕方ない。
気持ちのすり合わせがしたい!とハオレンに食い下がると、ハオレンは改めて「付き合って」と言葉にしてくれた。
千紘は素直に交際の申し込みを受け入れた。
今まで感じたことのない幸せを感じるふたり。
そのまま高揚した二人は部屋になだれ込み抱き合った。
初めてハオレンは裸を千紘に見せる。
傷だらけの身体。
マヤのところで働いていたときの傷。
痛々しい傷だったが、千紘はただ「あったけえ」と言った。
ハオレンはその言葉を聞いて何とも言えない幸せな気持ちになる。
そんな幸せをかみしめるふたりはデートに出かけるが、帰り道、ハオレンが担当するキャストの女の子とイチャイチャするところを目の当たりにした。
嫌な気持ちになる千紘は、自分にはしてくれないのに…とヤキモチを妬いてみせた。
ハオレンはうれしくなり千紘の手を取る。
だが、幸せな時間を過ごした後、ふたりは小さなことでけんかをしてしまう。
ハオレンは千紘に暴言を吐き、千紘は家を飛び出した。
数時間後、帰宅するとハオレンはずっとその場にたったままだった。
そんなハオレンを見て胸がギュッとなる千紘は彼を抱きしめ…。
1巻ネタバレ
あの日は最悪な日だった。
元恋人にとっては人生で一番幸せな瞬間だっただろうけれど。
祝福する言葉。
でも、千紘にとっては最悪の日だった。
それは恋人の結婚式。
結婚式で発した祝福の言葉をかけられる千紘。
声をかけてきたのは、ナンパしてホテルにまで行った顔の美しい男・ケイト(ハオレン)。
今日こそ金持ちの男を捕まえなくてはといつもの店に入った。
そこで出会ったのは美しい顔の男・ケイト。
デレデレとする千紘は、ケイトに好みだなという。
ケイトから誘われるとホイホイついていく千紘。
キスを交わし先へ進もうとすると…突然、バイブで殴られてしまう。
…思い出した…。
何でこんなことに…。
元恋人の結婚から良いことがない。
ケイトの仲間・加治が現れ、千紘を車へ運び入れた。
千紘は気絶しながらつぶやいた。
涙を流しながらの悲痛な言葉。
もう一度目を覚ますと、狭いアパートの一室。
どうやら元々ひもをしていた男のカードを盗んだことで、こんなことになったらしい。
無くなったらまずいものだったらしく、どこにやったのか聞いてくるが結局わからない。
もう用なしだと言われ体を要求する千紘だが、腹が減っていることがバレ、酒と食べ物をもらって酔っぱらってしまう。
突然ケイトは千紘のアレをしゃぶり始める。
すぐにイッてしまう千紘。
そのまま居座り続けるのかと思いきや、ケイトの仕事を聞くと、蔑むような言葉を発して出て行った。
だけど、再び、2日後、ケイトとまた会った。
千紘はこれをきっかけに、ケイトと同居することになり…。
ハッピーオブジエンドの意味は?
ハッピーオブジエンドの意味はそのまま訳すと「終わりの幸せ」。
意味合いとしては、ハッピーオブジエンドというものは、幸せな終わり方という意味ではないんですよね。
ハオレンの人生を見て行くと明るい陽の光の当たる場所を歩いてこられませんでした。
ずっと闇の中をさまよって、でも、不幸とも思っていないというか、幸せもわからないって感じで。
人生が元々終わっているって感じで。
始まってもいないって感じで。
千紘と出会って人生が動き出して、終わりからの幸せ、終わってしまっていた人生が幸せになっていくという感じなのかなと思いました。
ただ、千紘と一緒に居られること、ただ一緒に平凡に暮らしているだけで幸せを感じてしまったハオレンは「死にたい」って言葉を発していましたよね。
幸せと終わりは隣り合わせ。
幸せだからこそ、終わりにしたい。
これ以上の幸せはないからこそ終わりにしたいって気持ちが出てきたのかなとも思いました。
ハッピーオブジエンドという言葉が訴えている意味は、どんなものなのかずっと考えていました。
読者それぞれで考えるタイトルの意味は、違ってくるかもしれませんが、幸せと終わりは隣り合わせである意味合いがあるのは、間違いないように感じます。
ハッピーオブジエンドはメリバなのか?見どころは?
展開がメリバなのか、結構検索されている方がいたので、ぶっちゃけちゃいます。
途中の展開がかなりのメリバ…バドエンよりになっています。
どう展開していくのか最後までわからなかった作品。
完全なるバドエンになるのでは…と心配もありました。
3巻後半はただただ暗くなっていくばかりで、バドエンでは!?と心配するほどでした。
最終回では二人の笑顔が見られたので、メリバよりではあるものの、ハピエンに近いかもしれませんね。
これからの2人の人生がどう動くかによって、完全なるハッピーエンドになるのかなって思いました。
千紘のトラウマと純粋な愛
千紘の元彼とトラウマがハンパないです。
ずっと好きだった人と再会、ワンナイトラブと思いきや付き合っていたかと思ったらあっさり切られて。
自分だけだと思ったら、二股…いや、千紘はただの〇フレだったのかなって状態。
もうここが苦しくて辛くて…。
しかも、結婚式に招待ってどんな神経しているの?
頭おかしいんじゃ…。
千紘はこんな男のことをずっと引きずって、遊びまくりのひもになり―の、ひものときもひとりきりで寂しくてしくしくしちゃうし。
もう苦しかったですね。
純粋すぎる男の子って感じでした。
ハオレンの壮絶な人生
ハオレンの壮絶な人生も見どころでした。
こんなにも壮絶な人生を送るなんて…でも、きっとこういう人はたくさんいるのかも。
母親は体を売って生活をし、子供の頃に捨てられています。
生きていくためにはなんでもしなくてはいけなかったハオレン。
カラダを売って、大きくなったら暴力的なこともOKの娼年になって…。
でも、元締めのマヤの蛮行に耐えられない、これ以上は身の危険があると通報して逃げて…。
幸せなんてどんなものか知らないって感じのハオレンが悲しすぎました。
こんなにも幸せな日々が…
ハオレンにとって人生で一番幸せな日々。
一見すさんだ生活を送っている二人ですが、千紘との小さな幸せを見つけられる日々。
一緒に居られることを感じられる日々。
でも、それでも母が天に召されてしまったのは、ハオレンにとってはショック。
幸せだからこそ、もう命を絶ちたい。
これ以上ないくらい幸せで楽しい時間だからこそ、もうこれ以上ないからこそ、ここで終わらせたい。
だからこの瞬間を終わらせたいという言葉を発してしまったんでしょうね。
めちゃくちゃ胸が苦しくなる瞬間でした。
千紘もハオレンとどこまでも離れないって感じなのもよかったです。
ハオレンの日々はずっと地獄で、そこから這い上がれる光を見つけてしまったからこそ…の言葉。
千紘とならと期待してしまいますよね。
平凡な日々が一番幸せなんだなって感じられるシーンでした。
そして、お互いを想いあえる幸せを感じられる日々がとても貴重なモノなんだってこともわかりました。
愛するからこそ、その手を汚す決断
千紘との愛が芽生え、愛しているからこそ守りたい、愛しているからこそ自己犠牲も厭わないところまで来ました。
千紘のためにハオレンは恐ろしい存在・マヤを消そうするのは納得。
今まで怖くて仕方なく、マヤから逃げているだけだったのに、千紘を守りたいからこそ立ち向かっているのが😭
もっと早くマヤに手をかけるってこともできたはずだけど、しなかったのはマヤの存在が恐ろしかったから。
関わらないだけで充分、逃げるだけで良いと思っていたから。
でも、千紘をひどい目に合わせたことで…。
一気に悪夢へと突き落とされた感じですよね。
だからこそ、愛する人を守るために、手を下す決断を。
千紘との別れの音が聞こえてくる気がしました。
愛しているからこその別れ
マヤにとうとう手をかけてしまったハオレン。
千紘はハオレンのしたことを知った上でも、一緒にいたい、一緒に逃げようと決断するのは愛するが故。
でも、ハオレンの方も千紘を幸せにしたかった、だからこそ、自分だけが捕まらなくては…と愛しているからこその決断を😭
今までの人生で知らなかった気持ちをたくさんくれた千紘。
どんなものにも代えがたい存在の千紘を守ったことに後悔はない。
でも、だからこそ、千紘から離れなくてはいけないと思っているのが😭
しかも、千紘が困らないようにしてあげているのも…。
何年たっても待ち続けたい気持ち
ハオレンが千紘の元を去ってから、加治が外に連れ出すのが…もう切ない。
写真を撮っていてもハオレンを思い出すばかり。
別れた瞬間は泣くことはできたけれど、それから一度も泣けていなかったのに涙の大洪水がこちらも大洪水になりました。
ハオレンが捕まってから何年たっても待ち続ける千紘。
カメラマンとしてなんでも仕事をこなし、忙しい日々を過ごしても忘れられないのが😭
出所してから会いに行けずにいるハオレンがツライ
出所してから肉体労働をこなし、それでも千紘に会いに行けずにいるのが…早く行っちゃえよ!と思っちゃいました💦
でも、自分が一緒に居ちゃいけないと思いながら、千紘のことを思い出す日々。
本当に気持ちを押し殺している感じで切なすぎますね。
感動の再会で…
千紘を守るためとはいえ、あんなことに巻き込んでしまったと思っていたハオレン。
だからこそ、たくさん自分のことを思ってほしいけど、忘れてほしい。
もう二度と会うつもりはないと思っていました。
でも、偶然千紘の写真を見つけて…もうおさえていた気持ちがぶわあ!ッとなった感じ。
今までのハオレンだったらこんなことしなかったんじゃないかな?と思いました。
もうここはハンカチなしでは読めません!
小さな偶然が結び付けたふたりの再会って感じで。
これが最後と思いながらも、あの写真を見た瞬間、一気にあの日々がよみがえってきた感じがしました。
…いい写真だったと思います。
ハッピーオブジエンド無料&お得に読めるところ
ハッピーオブジエンドが気になる方は、無料かお得に読みたいですよね。
結構、分冊版が配信されている本は、分冊版1話が無料って展開がよくあります。
ドラマ化されていても分冊版はないので、今のところ無料公開はありません。
ただし、ドラマ放送日まで立ち読み増量中なので、試してみる価値ありですよ。
また、シーモアなら初回限定になってしまいますが、大型割引券+実質タダ読みできる特典サービス展開中です。
使ったことがない方は、ぜひ使ってみてください。
読んでいない人は、人生損している!と言ってもいいくらいの作品なので、ぜひ読んでほしいです。
ハッピーオブジエンド3巻までのネタバレ・タイトルの意味とメリバ展開なのかまとめ
ハッピーオブジエンドは全3巻の完結作品で、一気にネタバレを紹介しました。
ストーリーは暗くメリバ展開という感じですが、最後はああなってよかったと思いました。
これしか道はなかったのかなという感じ。
千尋を守るために行動したハオレン。
ハオレンが千尋を深く愛していたからこそのメリバ展開。
ハッピーオブジエンドは読めば読むほど深く、そのタイトルの意味、ストーリーの意味を考えさせられました。
全3巻というそれほど長くない作品ですが、まるでドラマや映画…小説を読んでいるような感覚になります。
ネタバレだけではなくしっかり漫画を読んでほしいです。