今回は、少年の境界ネタバレをまとめて紹介します。
少年の境界は、大人気のオメガバース世界のBL漫画です。
切なくも泣ける、運命を必死に覆そうとする姿が魅力的。
お互いを想い合う、大切にしようとする2つのカップルにウルウルしちゃいました。
↓ここからネタバレありです。↓
少年の境界ネタバレまとめ
この作品がおすすめな人:
-
- 一途なラブが好き
- 重い話が好き
作品タイプ:
-
- オメガバBL
1巻目は幼なじみ・ゆかと薫がお互いにΩとαだったと知り、関係が一変します。
むしろ、逆転の関係になって💦
さらに、Ωの少年・ゆかは、仲間だと思っていた友だち・大我がαで、一気に関係が壊れていく様がツラくて涙を誘います。
2巻目では、大我が少年時代の過ちをひたすら後悔し、運命の番を求める複雑な心境を描いています。
少年時代の出来事なのに、ずっと忘れられず、それでいて、ひたすら運命の番を求めていて…。
3巻目では、幸せなゆかと薫の姿、一方、やっと幸せを掴めたと思った倫と大我の壮絶な苦しみが描かれています。
過去の過ちから一歩が踏み出せなかった大我の判断が遅く、倫に与えた影響が大きいと自分を責めているのがツライ…。
かなり読みごたえがあり、さすが、akabeko先生の作品という感じで、一気に読んでしまいました。
少年の境界は、切なさやツラさを乗り越え、ふたつのカップルが幸せを掴もうとする姿が魅力的でした。
ゆかと薫、倫と大我、どちらのカップルも幸せになってほしいと切に願ってしまった作品です。
1巻 運命の番じゃないけれど
1巻では、ゆかと薫の話がメインになります。
幸せな子供時代を過ごすふたりがほのぼのしていて、薫がゆかのことを大好きだと思っているのがアリアリとわかりました。
薫は普通が一番いい、αとΩは、動物のようだと思っていました💦
そんな薫がαになるなんて…想像もしていなかったでしょう。
ゆかはαになりたいと思っていましたが、Ωに💦
子供時代は、壮絶な人生を送ることになるとは…思ってもいなかったと思います。
子供の頃は、いつも薫に勝っていたゆか。
活発なゆかとは正反対な大人しくて闘争心のない薫。
薫はゆかに憧れていた。
そんなある日、ゆかは姉の性別検査の冊子を薫に見せる。
薫はαとΩは動物みたいで嫌だというが、ゆかはαになりたいと思っていた。
数年後、ゆかと薫は友だち関係もバラバラになっていた。
ときどき顔を見れば、挨拶をする程度の関係。
この日、とうとう性別検査を受けることになった。
薫ってΩっぽい気がするとゆかの友人が話すと…なぜか、薫のことが気になるゆか。
久しぶりに話をするふたりは、性別検査の話に。
検査結果をもらうと、我慢できずに結果をその場で見てしまうゆか。
なんで俺が…。
隠さなくては…。
周囲の友人には、βだと嘘をつくゆか。
だが、仲間のひとり・大我はαだった。
焦りを感じるゆかは、初めて自分がΩだと意識した。
アレが反応し、後ろがぐちゃぐちゃになってしまうゆかは…。
2巻 大きな後悔!運命の番との出会い
あれから数年後。
大我は後悔の日々を過ごしていた。
運命の番を逃した…気づいたときは、遅かった。
大我はそれでもまだ運命の番を求めていた。
それ以外の恋愛はいらない。
セフレだけいればいい。
性欲処理できればいい。
恋愛なんてものは、信用していない。
セフレのΩである倫がヒートになると、激しく求めあってしまう。
でも、体の関係だけだ。
ヒート中に気分が落ちる倫を慰めようと手を伸ばすが、優しく触れることもできない大我。
倫は番を求めていた。
大我は運命の番以外受け入れない…ロマンチストさに笑う倫。
ひとり苦しむ大我は…。
一方、ゆかは定期検査を受けに来ていた。
そこで、運命の番でなければ、ありえないことが起こったと知る。
まさか…。
そして、ゆかは倫と出会ってしまう。
この出会いがきっかけで、ゆか、薫、倫、大我の運命が大きく動き出すことになると知らずに…。
3巻 困難を乗り越えて
ゆかが薫の想いを受け入れ、ふたりは次のステップに進むことになる。
ふたりの想いは実り…。
一方、大我と倫もまた、ふたりの関係を進めていくことになるが、幸せではなく困難が待ち受けていた。
幸せな日々を送るものの、徐々に異変に気付く大我。
おかしい…そう思って、大我はあることを確認すると…予感的中。
さらに、異変が顕著に出てくる。
大我はただただ、倫は悪くない…ごめんなというばかりだった。
薫は、大我に事の次第を聞き、気になる点を調べていく。
必死に働きかけるものの、オメガへの扱いは変わらない。
それでも、どうにかしようと必死に訴える薫。
苦悩する薫をゆかは、ひたすら支えていく。
ハッとさせられる薫は、ゆかの言葉に力をもらい、ある決意をする。
少年の境界見どころ
少年の境界ネタバレと共に見どころを紹介していきます。
オメガバースの世界の切なさが魅力
オメガバースの世界って、切なくて苦しくて、もがきながらも幸せを掴んでいくのが魅力ですよね。
少年の境界ネタバレを読んでみてもらうとわかりますが、やはり最初は切なくて苦しくてもがき苦しむ姿に、涙が誘われます。
Ω性という希少種でありながら、常に危険をはらんでいる状況。
蔑まれる性に対して、ツラくなります。
ですが、そんなΩを救いたいと思うのが、ゆかの幼馴染でありパートナーになったα性の薫。
ゆかのことだけでなく、Ωの人たちを救いたい…そんな薫の姿にも、ウルウルしちゃいますね💦
オメガだと知ったショック!周囲との関係が崩壊
少年の境界1巻の主人公・ゆかは活発な男の子でした。
大きくなっても派手なグループに属するようなタイプなので、まさか自分がΩだなんて思いもしていません。
むしろ、大人しくて闘争心のない薫がΩだろうと思い、検査前は同情すらするほど。
でも、実際は立場が逆。
さらに、仲間内の大我がαだとわかり、動揺が隠せないゆか。
αだと意識するだけで、自分がΩだ、生殖器を持った種だと意識し、学校のトイレでひとりでしてしまいます。
孤独感を感じるゆか。
そんな中、薫もΩだと勘違いして…。
薫に一緒にいてほしいと言わんばかりに、すり寄っています。
でも、薫に距離を置かれ…涙がこぼれるゆかが切ない!
それでも、しつこく薫に近づき、自分がΩだと告白すると…。
薫がさらに拒絶!
ゆかは涙を流し、心の内を話します。
そんなやり取りを大我に聞かれてしまい…。
襲うつもりはないと言いながら、ゆかのフェロモンを嗅ぐと欲望が止まらなくなる大我。
そのままゆかを…というところで、薫が止めに入ります。
ゆかを逃がすものの、ゆかは我に返り、薫を助けに💦
しかも、ほかの仲間も引き寄せてしまい…大我は合法○○○だと言い放っています。
ひどすぎる…こんなのひどすぎる…。
涙が出そう😭
幼馴染がアルファ?自分が守らなくてはと思っていたのに…
ゆかは薫がΩだと思い込んでいました。
特別な存在だと意識していたゆか。
でも、実は薫は…αだったと知った時のショック!
薫もまた、βになりたかったのに、ゆかを求めてしまう自分に苦しんでいます😭
ただの動物のように感じる薫を見るとツライ…。
大我に襲われ助けに入った薫のことをΩだと思ったままのゆかは我に返り、自分がおとりになり薫を逃がそうとするんですよね💦
でも、薫もα、大我もα、仲間の中には…Ωはいない…誰一人として、自分の仲間はいない…。
それを知ったときのショック、絶望感。
ヒートでおかしくなっているゆかは、衝動的にあることをしようと😭
大我の言い草もひどすぎるし…。
本当に、1巻の大我はひどい!
友だちのはずなのに…ほかの友だちも…。
まるで動物だという薫の考えは、正しいと思うシーンでした。
ゆかへの想いを爆発!薫の決意
ヒートが起こり、薫も大我も興奮状態。
周囲の仲間もフェロモンに💦
大我に強引に襲われそうになっているときに、叫ぶのは…薫の名前。
我に返る薫は、固い決心をします。
今までの想いが溢れ、ゆかは自分が守るって!
あれほど、大人しく闘争心を見せたことがない温和な薫が💦
助けるよ…そう言って、涙を流しながら…ゆかのつらさもありますが、ゆかを抱いている薫の涙が😭
もうツライ…こんなことしかできないのがツライ…。
そして、薫はゆかを…これだけが、ゆかを守る方法だから。
薫はゆかの想いを受け入れ、ゆかのしたいことに従うという姿が、どれほど大切に思っているのか、こんなことしかできない悔しさがしみじみと伝わってきます。
運命の番でなかったとしても
ゆかと薫は、本能的に運命の番だとは思えなかったんですが、それでもゆかが大切。
Ωとしてではなく、ゆかとして、大切にしていくという薫。
ゆかのことを一番に考える薫の懐の深さ、愛情の深さがうかがえました。
たとえ、運命の番ではなかったとしても、絶対にゆかから離れない…そんな決意をしています。
もう遅い…運命の番を逃したと知ったとき
運命の番を逃したと知ったときの大我の反応。
最初は、Ωに対して、ひどい考え方を持っているんですが、運命の番との見分け方を知ったとき…。
焦りというか、ショックというか…。
もう取り戻せない運命に💦
ああ、ばかだなあ…そう思っちゃいましたね。
まあ、まだ幼いですからね…。
数年たっても、この後悔は払拭できません。
あんなにひどい考え方を持った大我は、運命の番以外、受け入れないと公言しています。
たとえ、倫というΩが側にいても…。
でも、この頑なな態度のせいで、大きな困難が降りかかるとは…。
倫の運命の番が現れ動揺
倫のことをセフレと言いながらも、何か特別なものを感じているような態度を取る大我ですが、ある日、倫に運命の番が現れてしまいます。
悲しくも切ない運命の相手。
倫は必死に自分のαだと叫びます。
大我が止めに入らなければ💦
なぜここに大我が…と思うのですが、倫を思っての行動でした。
やっぱり大我は、運命の番でなかったとしても、倫に特別な感情を持っているのがひしひしと伝わってきました😭
倫の頑なな態度を見て、大我はひどいことを言いますが…動揺しています💦
あんなに上から目線だったのに
💦
薫の想いに涙が!
たとえ、薫はゆかが運命の番ではなくても、小さなころからのゆかへの想いを断ち切ることはできません。
動物じゃないと思っている薫は、理性的に自分の好きな人を大切にしたいと思って、ゆかにはっきり自分の気持ちを伝えています。😭
もう…薫、素敵すぎる!
こんなにも思われているゆかは、幸せ者だなと思いました。
そして、何度も、本能に抗い続ける薫。
体は獣のように抗うことが困難だとしても、心はゆかのもの、絶対に自分を抑えるという態度。
抗い続けるという姿勢に感服でした。
意地でも運命の番に操を立てる倫の姿もツライ
今まで、αならだれでもいいと思っていた倫。
ただ、心の底では大我を求めていました。
でも、運命の番に出会ってしまってからには、操を立てているんですよね💦
大我ともしないようにしようと…これが原因で、後々、とんでもないことに💦
倫は大我の元を去るものの、無意識に大我のことを思い出します。
そして、倫が襲われそうになると…。
過去の出来事を思い出し…なんで、オメガバースってこんなつらいんだろう。
何かあれば、Ωのせいになるのが悲しすぎますね💦
そんなつらい過去を思い出していると、大我が助けに!
今までの大我とは違います。
倫のことを思って、自分の信念を曲げ、倫を守ろうと😭
言葉はきついですが、倫のことを思ってます。
倫の切ない涙を見て、大我もつらい顔をしていて、もう2巻は読んでいられないって程、ツラかったです。
何度も拒否され続け壊れていく倫!大我もその姿を見て壊れていく
何度も何度も運命の番を求めては、拒否され続ける倫は、どんどん壊れていきます。
いつかきっと選んでくれる…そう思って、とうとうとんでもないことに…。
おかしくなっている倫を見つけ、大我はゾッとします。
ボロボロになっている倫を優しく包み込む大我は、今まで見たことのない大我。
倫の姿、思想を前に、涙がこぼれる大我に、こちらも涙が誘われます。
大我もボロボロの倫を前に、壊れていきます。
動揺し、とうとうある行動に出るのですが…わかっていながらも、躊躇してしまう大我は、ある言葉を聞いて倫と向き合うことに。
薫とゆかの幸せ
ゆかは長い年月をかけ、とうとう薫のことを受け入れたい…こんなに幸せだなんて…とひしひしと感じます。
薫を受け入れた瞬間ですね😭
とうとう…とうとう…薫の想いが受け入れられたと思いました。
今までの薫の想いを口にし、ゆかへのひたむきな愛情が😭
ふたりは、やっと幼なじみの壁を越えたと思います。
ただただ幸せになっていくふたりが、ずっと幸せであるように願いたくなりました💦
倫と大我の困難
倫と大我も想いが通じ合って幸せに…と思ったのに、3巻では徐々に倫に異変が…。
必死に生きる倫ですが、過去のある行動のせいで、とんでもないことが起こります。
倫の異変に気づきながらも、ちょっとおかしいだけ…と気になりつつ、すぐに行動できない大我。
ですが、はっきりとおかしさを感じ、どうにもすることができない大我がツライ!
そして、大我の話を聞いて、薫もまた行動を起こしますが、オメガバースの世界ではなかなか難しいこと。
薫のようなαは、あまり存在しないからこその困難。
必死に行動を起こす薫の言葉が、突き刺さりますね💦
自分のα性を恥じる、そんな行動をしたくないという人間らしい考え方。
言い訳をしない薫の考え方が素敵でした。
大我の本質を知っていた倫
倫は、大我を求めていました。
大我は一見冷たいですが、倫は大我の本質を見抜いていました😭
好きだからこそ、わかっていた…そんな気がします。
大我の優しさ、責任感の強さ、体がどれほどいい男か…。
だからこそ、倫はある提案をするんです😭
もう、涙が!
これは…もう号泣!!
相手を思ってこその言葉。
ツラくても、倫が大我を思っての言葉。
愛し合うふたりの姿に、大号泣物です!
少年の境界キャラクター紹介
少年の境界キャラクターを紹介します!
メインキャラクターは4人ですが、その他、仲間が出てきます💦
ゆか
1巻でΩとわかった。
薫とは幼なじみ。
最初は薫もΩだと思っていたが、αだと知りショックを受ける。
薫と共に人生を歩むことになるが、最初は幼なじみの関係のままでいた。
あることをきっかけに、幼なじみの関係から次のステップへ。
本当の家族になるのに、時間がかかる。
薫
ゆかの幼なじみでα。
自分の性を動物のようだと嫌悪する。
ゆかのことをずっと想い続け、ゆかを守るため、ある決断をする。
一生ゆかを大切に守っていくと決意する。
この世界の常識を覆すようなことを行った。
大我
ゆかの中学時代の仲間でα。
ゆかがΩだとわかると、強引に襲おうとする。
ただし、この行動を後悔をすることに。
倫とセフレ関係を続けたが、決心がつかず、倫を不幸にするきっかけを作ってしまう。
不幸になるとしても、倫を支え続けようと決意し、後悔をしないように生きることを選択。
倫
大我のセフレでΩ。
αならだれでもいいと言いながらも、大我に想いを寄せていた。
運命の番に出会い、狂っていくものの、大我に支えられ受け入れる。
過去のある行動で、おかしくなっていくものの、大我に支えられる。
大楠・マコ
ゆか・大我の中学時代の友人。
βだが、ゆかがヒートになると、ゆかを追いつめてしまう。
後悔するものの、何もできずにいた。
少年の境界ネタバレまとめ
少年の境界は、akabeko先生の大人気BL漫画です。
オメガバースの切なくも苦しい独特の世界観を描いている作品で、涙が出てきます。
全体を通して、ツラく苦しいシーンが多いですが、それでも最後は💕
満足度が高い作品なので、ぜひ、少年の境界を読んでみてください。