今回は、真綿の檻結末まで全話あらすじ、ネタバレ、見どころ、感想をまとめてみました。
視点が違うと全く違う内容になってくる…とびっくりしました。
さすが大人気少女漫画家の尾崎衣良先生の作品。
真綿の檻も全話結末まで目が離せません!
単行本版掲載のハッピーエンドの裏事情も視点を変えての作品になっているので、こちらも面白かったです。
真綿の檻結末まで全話ネタバレ、感想、見どころを楽しく読んでくださいね。
ここからあらすじ・ネタバレあり↓
- 真綿の檻結末まで全話ネタバレまとめ!
- ネタバレ1巻 榛花SideA
- ネタバレ2巻 榛花SideA
- ネタバレ3巻 榛花SideB
- ネタバレ祈里編1 4巻
- ネタバレ祈里編2 5巻
- ネタバレ祈里編3 6巻
- ネタバレ祈里編4 7巻
- ネタバレ祈里編5 8巻
- ネタバレ祈里編6 9巻
- ネタバレ祈里編7 10巻
- ネタバレ祈里編8 11巻
- ネタバレ祈里編9 12巻
- ネタバレ祈里編10 13巻
- ネタバレ祈里編11 14巻
- ネタバレ祈里編12 15巻
- ネタバレ祈里編13 16巻
- ネタバレ祈里編14 17巻
- ネタバレ祈里編15 18巻
- ネタバレ祈里編16 19巻
- ネタバレ環奈編1 20話
- ネタバレ環奈編2 21話
- ネタバレ環奈編3 22話
- ネタバレ環奈編4 23話
- ネタバレ環奈編5話 24話
- ネタバレ環奈編6話 25話
- ネタバレ美月編1話 26話
- ネタバレ美月編2話 27話
- 真綿の檻結末まで全話見どころ
- 真綿の檻 結末までネタバレ!視点を変えると全く違うまとめ!
真綿の檻結末まで全話ネタバレまとめ!
※小学館のため、画像掲載不可 |
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作者 | 尾崎衣良 |
価格 | 単行本版:528円 分冊版:121円 |
ジャンル | 家族 ヒューマンドラマ 夫婦 |
絵のきれいさ | |
ハマり度 | |
ストーリー性 |
真綿の檻結末まで全話ネタバレまでまとめて紹介します。
視点が違うと全く内容が変わってくる漫画で、めちゃくちゃ面白いので参考にしてくださいね。
真綿の檻結末まで全話ネタバレ(未完)までまとめましたが、とにかく面白くて一気読み必至です!
真綿の檻の読み方は、「まわたのおり」です。
ネタバレ1巻 榛花SideA
義妹・紗英からみると義姉の夫婦は昭和の夫婦みたい。
夫の聖司とは仲が良いらしく、義姉の家にしょっちゅう
お邪魔していたが、義兄はずっとソファにふんぞり返っている。
体調の悪そうな義姉にも、気遣いとは思えないことを口にしているし。
聖司は義姉の生活を心配してた。
弟・聖司から見ると姉は存在感の薄い、母に怒られてもただ黙って従っている印象だ。
姉が微笑んでいるのを見たのは、父が周囲の人に姉がトップクラスの国立大学に入って褒められたとき。
もしかしたら姉は…。
それなのに、結婚してからお金を借りに行くと、それは無理だという。
だから、聖司は姉が自由がきかない理由を探そうと…。
そんなある日、母がケガをしたと連絡が入り、助けを求めてきたが…きっと姉がやってくれるはずだと睨んでいた。
だけど、姉は…。
榛花は母の面倒を見てほしいと言われ、呆然とする。
聖司は何もする気がないらしい。
勝手に話が進み、焦る榛花を前に夫の一広が反対してくれた。
家族からはとんでもない発言だったが、これは榛花を助けるため。
さらに反論すると、離婚させると言い出す父。
冗談じゃない…榛花は、家族に暴言を吐いてしまった。
ネタバレ2巻 榛花SideA
なにふざけたことを言っているんだと思い、暴言を吐く榛花。
聖司や母の言い草も、父の恩着せがましい言い草もうんざりだった。
大学まで行かせてやった?
自分で借金まで背負って行ったのに?
しかも、弟は甘やかし放題で、自分とは全く違ったことをしてあげていたのに。
いつも悪役を買って出てくれる一広は、本当はいい夫だ。
家事も協力的だし、心配してくれるし、ご飯も褒めてくれる。
榛花は幸せだった。
一広は、妻の家族が苦手だった。
義弟は、姉をいたわりもしない。
しかも、家に来るたび、泥棒まがいのことをする。
だから、義弟が来たときは、一広が監視している。
一広は榛花を大事にしていきたいと思っていた。
ネタバレ3巻 榛花SideB
榛花の母・泰枝は見合い結婚し、家族のために働きづめだった。
だから、娘に自分の面倒を見てもらうのも当たり前だと思っていた。
昔から娘が苦手で、ついつい厳しく育ててしまった。
逆に弟の聖司がわがままを聞いて、かわいがっていた。
榛花はそれでも手伝いをしてくれたが、不器用でイライラが止まらなかった。
怒ってばかりで、榛花のすることが気に入らない。
息子に益々依存していく。
さらに、ある日、榛花の言葉が自分の怒りを爆発させた。
榛花は大学進学と同時に、家を出て行った。
いい大学に入れたものの、夫の周囲は…。
その後、榛花は同じようなタイプの一広と結婚した。
結婚後、自宅に遊びに行くと、榛花は自分と同じように家事をすべてこなしていると思った。
だから、良かれと思っていったことなのに…。
冷たい視線で自分を拒否する榛花。
でも、そんな態度を取ったのに、たびたび、面倒を見に来てくれるのは榛花だけだ。
あんなことを言っていた榛花だが、感謝してくれていた。
泰枝は、自分の人生を歩まなくてはと思った。
ネタバレ祈里編1 4巻
新章です!
祈里は付き合っていた男が既婚者だと知り、訴えることにした。
弁護士事務所を訪れながら、なんで恋愛がうまくいかないんだろうと思っていた。
そんな中、ずっと忘れられなかった日向が目の前に…。
母に日向のことを話すと、心配してくれた。
プラトニックな付き合いで大学進学のため、東京に行くと…連絡が取れなくなった。
ツラい過去なのに…再会した上に、自分の担当弁護士になったという。
ちょっと嫌味っぽいことを言われ腹が立ってしまい、ずっと日向のことを引きずっていた事を話す。
高校時代、ひとりで本を読んでいる日向に興味を持ち、声を掛けたのが始まりだった。
頭がいいけど、ちょっと変な人。
勉強を教えてもらうようになり、祈里の成績も上がった。
日向と同じように東京の大学を目指そうと決めると…。
祈里は幸せだった。
母からスマホをもらってから、日向との連絡も楽しくなった。
なのに、日向といるところを父に見られてしまい…。
ネタバレ祈里編2 5巻
それからというもの、周囲にも祈里と日向との関係を噂されるようになった。
エスカレートして、嫌な感じの噂話まで。
気が引けてしまい、日向と勉強するのも躊躇していた。
そんなある日、あの事件が起こった…。
父に東京の大学に行きたいと言ったら、下世話なことを言われ猛反対される。
家には父方の祖父がおり、痴ほうで母に暴力をふるっていた。
…自分がいなくちゃ…。
日向に事の次第を話すと、俺がいるからと言ってくれた。
なのに、卒業と同時に連絡が一切取れなくなったので、手紙も送ってみたが返事が来たことはなかった。
榛花が行動を起こそうとしても、父に反対されてしまう。
父に咬みつくと暴力を振るわれるだけで、理解しようとしてくれなかった。
翌朝、黙って出ていく決心をしたが、またもや榛花はあることのせいで…。
ネタバレ祈里編3 6巻
諦めて諦めて、やっとここまで来たのに…。
日向と街中で会うと、日向は連絡を断った理由を聞いてきた。
だが、話が食い違って、混乱する二人。
携帯を調べると、おかしなことに気づく。
そんなことやっていないのに…。
日向はあのときの約束を守れなくてごめんと謝ってきた。
やっと日向に会えたんだ…と祈里は思えた。
高校時代は嫌な噂話をされ、社会人になると相手がいないのかと詮索してくる周囲の大人に嫌悪感を抱いていた。
幼なじみの亜里沙はそんな大人たちの批判をし、亜里沙の意見はスッと胸に入った。
それから1週間後、日向は浮気男から示談金の支払いに応じるという連絡を祈里にすると!?
ネタバレ祈里編4 7巻
もう関わらないでほしいと言っているらしく、転勤も希望しているらしい。
しかも、示談金の金額も大きい。
都農は祈里が入ってきたとき、すぐに目を付け付き合った。
だが、既婚がバレると訴えられ、都農は面倒クセエと思っていたところにある女が現れた。
日向に昔の携帯を見せると、あるものが仕込まれていた。
当時から日向は、自分たちの噂話がおかしいくらい、多いことが気になっていたという。
しかも、東京に立つとき、祈里の親戚だという女がある意外なことを言ってきたと日向が話した。
都農もまた同じ女に、ある指示を出されていた。
金を見て欲が出てしまった都農が不穏なことを考えていると…。
あの女の顔…どこかで…。
祈里は日向にそんな話、知らないと言った。
日向も最初は信じなかったが、連絡が途絶え信じてしまったという。
しかも、昔の携帯に入っている日向の連絡先にもおかしなことを見つけ!?
ネタバレ祈里編5 8巻
母が祈里のスマホにあるものを設定していたことが発覚。
全てが母に筒抜けだった。
どうしても信じられない…そう思う祈里は、父に責任転嫁しようとする。
あの日のことを思い出す祈里。
高校時代日向といるとき、父の浮気現場を見たことがバレ、暴力をふるわれた。
助けてくれたのは日向。
あれを思い出すと胸糞が悪くなる。
外面は良いくせに母を召使のように扱う。
母にわからないようにしていたが、父に暴力をふるわれているところを見られたことがあった。
母が父に歯向かったのはそのときだけだった。
ネタバレ祈里編6 9巻
母は守ってくれた。
父に歯向かうことがなかった母。
日常的な暴力は亡くなったが…。
難癖付けて祈里が続けたかった部活も進学先も就職先も受け入れようとしない父のことを思い出す。
全て自分の思い通りにしようとする父。
母はいつでも寄り添ってくれていた。
祈里の実習のタイミングで母が倒れたとき、父に祖父を施設に入れてほしいと頼んだ。
父の言い草はとんでもない事だった。
結局、母のことを思うと家を出ることもできなかった。
ある日、母方の祖父に初めて会った。
もう末期のがんだった。
母のことを考えていると、母が部屋に入ってきた。
手に持った昔のスマホを見ても動じない。
やっぱり母は知らないんだ…と思ったのに、内緒にしていた弁護士への相談を知っていた。
なぜ…。
急に祖父が亡くなったときの母の顔を思い出し、ぞっとした。
思わず高校時代のスマホに仕掛けられたものの話をすると…動じず当たり前のような態度だ。
そして、母が口にした言葉は…。
ネタバレ祈里編7 10巻
ふたりを引き離したのは母。
心配だった、自分を見捨てるんじゃないかと思ったという。
翌日、出かけようとすると母にどこに行くのか聞かれ、
亜里沙の家に行くと言うと笑顔を見せる。
事の次第を全部話すと、ひどすぎるという。
でも、母が追いつめられていることを知っている祈里の気持ちを吐露した。
日向とは連絡を取っていないと言うと、亜里沙は日向を呼び出す。
祈里は今までの出来事をすべて日向に話した。
亜里沙はもっと祈里に連絡を取ろうとなぜしなかったのか責めたが、日向の環境や気持ちを聞いて納得するが…。
ネタバレ祈里編8 11巻
祈里が日向に謝ると昔から変わらないねという。
謝ることじゃない、怒るべきことだ。
二人の人生をめちゃくちゃにした。
それでも祈里は母のことを思うと…。
もう大人で、自分で行動することができる、一緒に東京についてくるかと日向が尋ねると、はっきりと自分の気持ちを伝えた。
日向は祈里と連絡が取れなかったときの気持ちを吐露する。
祈里はある決意をした。
日向はある人を見かけ、ゾッとするような鋭い視線を受けるとその先には…。
ネタバレ祈里編9 12巻
今までは母が自分を助けてくれた。
今度は自分が助ける番だ。
一緒に逃げようと母に提案してみた。
父にははっきりと家を出ると宣言。
だが、父から放たれた言葉を聞いてますます混乱し、母の行動を疑う。
どういうこと…どういうこと…?
まさかすべての元凶は自分が思っていたのと違うの?
母が祈里に声をかけてくると、ちょうどそのとき、日向の事故の知らせが届き…。
ネタバレ祈里編10 13巻
今思い返せば、節目節目の大事なとき、関わってくるのは必ず母だった。
わたしの考えは間違っていた。
しばりつけられていたのは母ではない。
自分の意見を言おうとすると、母の思い通りにならなくてはいけないことを言われる。
あれからずっと監視されているようだ。
そういえば、不倫していたときはどうだったんだろう。
母に聞いてみたら、どうせ続かないと思っていたらしい。
守りたいわけじゃない、自分の思い通りにしたいだけだ。
するとある日、佐土原弁護士が祈里を訪ねてきた。
日向が危ないと。
すると…。
ネタバレ祈里編11 14巻
スマホを返してというが、必要ないだろうと言われてしまう。
何度も何度もわたしの人生をつぶしてきた母。
母はスマホを階段の上から投げつけるととんでもないことをしでかした。
こんなことまでして…。
冷静に救急車を呼ぶ祈里。
父の様子を見て、祈里は罵倒した。
繰り返し殴られ、そこへ救急隊が。
どうゆう状況なのかと聞かれた祈里が答えたものは…。
母が病室で目を覚ますと、娘の姿がないことに気づく。
入院中に起こった出来事を聞いたは保谷は、ショックを受けながらも祈里の名前を何度も読んだ。
そこへ姿を現したのは!?
ネタバレ祈里編12 15巻
母の病室に現れたのは祈里ではなかった。
どうしてこいつがいるの…もうあの世に行ったはず。
日向は祈里の母の幼なじみに過去のできごとを問いただした。
祈里に執着する原因は、祈里の母の父にあるのでは?と聞いてみた。
日向は祈里の父が暴力をふるったことを話し、罪に問うこともできるという。
だが、数年で出てこれるし、お金を払えばすぐに自由になる。
外では素晴らしい人間を装っていたが、家では暴力的だった。
母もそのうちかばいもしてくれなくなった。
学校でも訴えてみたが、父の外面の良さに騙されてしまう。
そのうち今度は父は自分の体を貪るようになった。
ネタバレ祈里編13 16巻
高校の終わりには、夜な夜な出歩くようになった祈里の母。
さらに、父は大きな仕事で失敗、悪評が出回る始末。
痛めつけても何の反応も見せない娘を今度は、名士の息子に押し付けた。
でも、この男も父と同じだった。
最初はまともそうに見えていたものの、すぐに暴力を振るうようになった。
っ学生時代は女に相手もされず、大人になれば女性に暴力をふるって嫁の来手がなかったらしい。
高圧的な態度でビデオに収められ、息が詰まるような日々の中、祈里が生まれた。
大切な子供。
出産後、すぐに求められ暴力を振るわれながらも、されるがままになりそうだったとき、祈里が泣き出し、夫が暴力をふるった。
初めての抵抗。
夫を殴り、祈里を守る。
その行動にゾッとした夫は、離婚を迫った。
しかも、動画を晒すと言って。
だが、そんなの脅しにもならない。
そんなことしたら、今度はそれを会社に送ると逆に脅した。
浮気も容認したが、それは夫の首を絞めるだけ。
祈里はすくすく育ち優しい娘になってきたころ、自分の父が倒れた。
苦しんで苦しんで最期を迎えればいいと母は…。
その話を終えると、日向に祈里を返してとせがむ祈里の母。
歪んだ欲望を日向に吐露すると…。
ネタバレ祈里編14 17巻
日向にむかって消えろと言う祈里の母。
祈里の母親は、祈里が学生時代、男子と楽しそうに触れ合っている祈里を見ていた。
その後、父は祈里に部活を辞めろと一方的に伝えた。
それを支えるのは母。
常に祈里をコントロールしようとしている。
だから、日向の話が出たとき、わざとスマホを祈里に渡して監視したのだ。
全部、自分のコントロール下に置こうとする母。
だからこそ、祈里の悪い噂を自分から流した。
夫の舅も虐待を繰り返していた。
その結果、舅が暴力をふるう。
祈里の同情は常に母に注がれ、自分の進路も曲げるほど。
だからこそ、祈里が自分から離れないよう、日向の元に行かないよう全部仕組んだ。
なのに、この男がまた自分から祈里を奪おうとしている。
祈里は○○のために生まれたのに…。
ネタバレ祈里編15 18巻
日向は生きていた・・・ホッとする祈里。
マスクをしたまま泣き崩れる祈里がマスクを取るとひどいあざだった。
どうしてこうなったか事情を聞くと、日向は謝った。
祈里を守り抜いてみせると決めた日向。
祈里は母のことが気がかりだった。
あんなことがあっても気にするが、日向の判断でどうしてこうなったのか伝えることはしなかった。
自分の人生は自分のモノだと言い聞かせる日向。
だからこそ、もう一度、あの約束を守りたいと伝える。
祈里は自分の夢を語り、母親から離れる決意をした。
そして月日は流れ...。
ネタバレ祈里編16 19巻
母と離れてからずっと会っていなかった親友の亜里沙と久しぶりに会った。
亜里沙は改めて、日向への手紙のことを謝った。
しかも、亜里沙の母まで来て直接謝ってくれる。
祈里の母から頼まれたとはいえ、犯罪だからと拒否していたらしい。
でも、過去に助けられなかったことから、拒絶できなかった。
その後、日向が亜里沙の母を訪ね、事の次第を聞いて...。
本当に心からの謝罪をしてくれた。
母には思うところがあるが、自分の名前を付けてくれた由来を亜里沙の母に聞くと・・・。
ネタバレ環奈編1 20話
少し私の話を話しをします。
そう手紙につづった。
自分の母は厳しかった。
恋人へ両親へのあいさつはいらないと話す。
仲が悪いんじゃなくて、自分のことを好きなわけじゃないと話した。
当時はお母さんのことが大好きで、いろいろ話を聞いてもらおうとしていた。
でも、家族にも厳しくて、きっちりしていないと嫌なタイプ。
自分には冷たいのに、兄には優しい。
明らかに自分への接し方が違っていた。
でも父は違った。
内緒でいろいろ好きなものを食べさせてくれた。
苦しい苦しい…そんな中、両親が離婚した。
母はわたしを引き取った。
お金はちゃんと出してくれると言ってくれた父を信じ、母についていくことになった。
ネタバレ環奈編2 21話
母との暮らしはツラかった。
その頃、母は兄を引き取り、その後は兄を溺愛していた。
しかも、さらにひどい言葉を母から投げかけられた。
早く家を出たい。
あのとき、父は学費は出してくれると言っていた。
だから、塾も家庭教師も英会話も習わせてほしい、留学させてほしいと言った。
そして彼と出会った。
ちょっと父に似ている。
…過去のできごとを話して、結婚のあいさつはいらないと言った。
でも、孝くんはやっぱりあいさつしたいと言った。
彼はわかってくれない。
やっぱり結婚できない…一方的に別れを告げた。
その頃、母の元へ内容証明書が届いた。
ネタバレ環奈編3 22話
昔、テレビでもう大人になっている子供の不祥事を謝る芸能人を見た。
ずっとずっと親が責任を負わなくてはいけない…そんな風潮だ。
いつまでも背負う必要があるのか?
母の前で頭を下げ、お金を貸してくれという。
使い道を聞かれたが、その内容は濁した。
母はそんなお金はないという。
しかも冷たい言い草。
愛情がないと娘の環奈は言う。
でも、環奈の身体のことを考えて、病院で言われたように食生活には気を使った。
食べ物の制限はきついと思うし、可哀想だった。
でも、夫は娘に好きなものをたくさん食べさせていた。
たまには良いと適当にいう夫。
結局、その夜、環奈は苦しんだ。
夫は見向きもしない。
環奈の方も気が付くと、片付けも探し物も、人任せ。
何度言っても自分でやらない。
過去のことを思い出す。
どこまで受け入れればいいのだろうか?
ネタバレ環奈編4 23話
今まで自分がやってきたことを振り返り、娘に言い聞かせてみた。
健康管理、食事、教育…これは愛情ではないのか?
そんなの当たり前でしょ!と叫ぶ娘。
暴言ばかりを吐く娘。
しかも、学費は全部父が持っていたと思っている。
でも、養育費はすぐに止まった。
しかも、月々微々たるものなのに、それすら入れてもらえなかった。
振り込まれたらそのまま貯めるつもりだったけど、父親の環奈への愛情はその程度だった。
持っ自立した大人。
もう何もしてあげられるものはない。
娘は去り際にまた暴言を吐いたが、そんなの期待していない。
娘が来る前にあるものが届いた。
不貞行為の慰謝料未納の内容証明。
次は娘の会社に行くとの事。
さらに、娘からの手紙のコピーまで届いた。
あの手紙は不倫相手の奥様への手紙だった。
自分は悪くない…本当に父親とそっくり。
当時のことを圭祐は振り返った。
いつも母が良かれと思って行動していたのに、それを拒否するが自分に都合が悪くなると母のせいにしていた。
圭祐は最初父に引き取られたが、ネグレクトに陥っていた。
それを助けてくれたのは母だった。
ネタバレ環奈編5話 24話
理瑚は友人に結婚報告をしていた。
今日は結婚相手を紹介するつもり。
また、愛美は理瑚の頼んだご飯を羨ましがり、交換してあげる。
彼氏はまだ来ない。
愛美は彼氏がどんな人なのか聞いてくる。
彼氏の家の事情を話し、妹のSNSを見せるとドン引き。
結局、彼氏はまだ来れなくて、愛美は帰ることに。
愛美は彼氏に対して、批判的だった。
そうなるよね。
圭佑は母が手術入院することを聞かされた。
子供の頃、ずっと母が心配だった。
いつも忙しく動いていて、いつ休んでいるのかと思ったほど。
父はクソ男で、不倫の末、子どもを作り、その女と結婚。
圭佑は父に引き取られたが、命に関わるほどの扱い。
母が来てくれなければ…。
だからこそ、環奈の言い草が許せない。
圭佑は思わず、同居を提案した。
だが、母の反応は!?
ネタバレ環奈編6話 25話
母は環奈が小さい頃のことを思い出した。
夫の方の法事で何度言っても環奈がやめないことをしつこく注意した。
だが、とうとうグラスを割ってしまい、思わず叱りつけた。
それを見た環奈の叔母は優しく心配する声かけを。
環奈は反抗的な目で母を見る。
責任もないなら、そうしたかった。
でも…。
どうすればよかったのかと思うが、環奈から絶縁を言い渡され、むしろホッとした。
理瑚は愛美に彼氏がやばい認定されたことを圭佑に話した。
圭佑は素直にそれを認め、自分の考えを話す。
それでも、理瑚が好きだし結婚したいというと理瑚も同じ気持ちだと言う。
理瑚は圭佑にわざと遅れてくるよう伝えた理由を明かした。
そして、理瑚は圭佑のすべてを受け入れ、優しい圭佑と家族になりたいと言ってくれ…。
ネタバレ美月編1話 26話
美月は母の訃報を受け、地元に戻っている。
智則は見舞いを勧めたが、美月には複雑な事情があった。
美月は子供の頃から母親に厳しく食事を制限されていた。
大学進学後、その反動で暴飲暴食に走り、体型の崩れとニキビに悩まされた。
周囲からの冷たい視線に傷つき、拒食症に陥ってしまった。
その後、入院した美月に対し、母は再び食事管理を申し出る。
この時の母の言葉が、美月の心に深い傷を残すことになった。
ネタバレ美月編2話 27話
大学時代は苦労したが、コンペでの受賞を機に現在の会社に就職した。
そこで智則と出会う。
平穏な日々を送っていたが、母のお見舞いの話題で智則を強く拒絶してしまった。
お通夜で再会した槙子おばさんから、母の厳しさの理由を初めて聞かされる。
美月は母の愛情深さに気づき始めた。
偶然父が持ってきたある品を見て、美月は母との楽しかった思い出を思い出す。
現在の仕事にも母の影響があったことに気づき、やっと涙を流すことができた。
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真綿の檻結末まで全話見どころ
真綿の檻結末まで見どころや感想をまとめて紹介していきます。
視点が変わるとこうも変わるのか、結構隠されていた部分が多かったなあとハマりました。
また、分冊版【マイクロ】1~3巻、4~は別の話なのですが、視点が変わるとぞっとしますね💦
4~は…優しい親と思っていた人がもしかしたら…って感じで。
真綿の檻結末まで見どころや感想を紹介していきますが、2024年現在はまだ完結していません。
1巻 弟の嫁視点
弟の嫁視点からですが、これは本当に外から見た視点という感じですね。
てか、こんな弟と良く結婚したな!とツッコミを入れたくなりますね。
もしかしたら、弟の本性をわかっていない?と感じちゃいました。
こんな夫、嫌だわ。
だって、榛花の夫・一広の態度をちょっとちょっとと思っているんだから。
でも、弟の心無い言葉を何度も聞いているはずなのに、そこでフォロー入れないのはちょっと鈍いのかな?という気もしました。
弟のクセにその言い方はないでしょ!と思いましたし、何だったら、そんなときに来たお前が悪いだろ!と言いたくなりました。
うーん、弟のお嫁さん、そのあたりどう思っているんだろうかと思っちゃいました。
1巻 弟視点
弟視点は、ぶっちゃけ全部自分の都合のいいようにとらえていますね!
育ち方も間違っている、わがまま放題育っている感じなので、自分の都合のいいように動かないのが…いい気がしないのかもしれません。
結婚もしているのに、こんな手癖悪いのヤバくないですか!?
母何やっていたんだ!と言いたくなりますね💦
厳しくしていない、当然のようにお金をもらってきたからこそ、こんなダメ男になった感じ。
だから、自分の都合のいいように動けない姉が不幸に陥っているのでは?と勝手な思い込み。
いや、あなたたちから離れられて、幸せだと思いますよ。
しかも、母に溺愛されてきたのに、母への仕打ち。
ちょっとひどいですね💦
弟視点から見ただけだと、かなり姉が不幸に描かれていますが、発している言葉がおかしいですから!
1巻 主人公・榛花視点と離婚しない理由
主人公視点と夫の一広視点が一番正しい視点という感じ。
よくこんな家族の中、ずっと我慢してきたなと思いました。
昭和初期の扱いか!?
かなりひどいですね。
そりゃあ、口答えしたらもっとひどくなるからひたすら耐えていたんでしょうねと思いました。
弟嫁、弟視点からは大人しいイメージかもしれませんが、芯がしっかりした女性という感じ。
地道に努力を重ねて、自分の人生を獲得した女性。
こんな家庭で高校卒業まで耐えたのが凄すぎると思いました💦
離婚しない理由の1つは、実家での扱いの酷さもあるでしょうね。
離婚して帰って来いと言われて、キレたのがスカッとしました!
何でこんな家庭に戻らなあかんねん(#^ω^)
読んでいて、切れそうになりましたわヽ(`Д´)ノプンプン
もちろん、榛花が離婚しない理由は、素敵な旦那さまと出会えて、人生がガラッと変わったことだと思います。
前半では、榛花は夫にいいように使われている女性という感じで描かれていますが、お互いに支え合える素敵な男性と結婚できて幸せそうです。
離婚しないのは当たり前。
離婚しない理由は、幸せだからですよね。
1巻 旦那の一広視点
榛花の旦那・一広からしたら異様な家族だと思います。
戦時中…の家庭?って感じで、びっくりですよね。
しかも、弟がわがままし放題、人んちに来て金を盗むって…どんな教育しているんだって💦
夫の一広、よく怒らないなって感じです。
夫の一広は奥さんが大切で奥さんを責めないのが愛されているなあ、榛花って感じしました。
最初の出だしでは、旦那の一広は亭主関白風でしたが、全然そんなことありませんでした。
むしろ、妻を大切にするいい夫だということが、徐々にわかりますし、ああ、この行動はこのためだったんだと納得の言動ですね。
榛花を守りたいからこそ、悪者役に徹してくれているのが…本当にいい夫!って感じです💗
1巻 母視点
最後に母視点。
これは…もう昔の人の考え?
でも、榛花に対する扱いは酷い!
ただただストレスのはけ口にしていて、自業自得ですね。
確かに昔の女性はストレスが多く、吐き出すところがない。
夫や義両親に履き出したら、離縁となりかねない。
だから…ってなるのもわからなくもないですが…それにしてもひどすぎますね💦
榛花の頑張りを認めず、弟ばかりをかわいがり、結局は可愛がった弟の聖司は何もしてくれない。
そんなもんですよね。
あんなにかわいがった…と一見思いますが、わがまま放題にしただけ。
甘やかしただけ。
何もいいことはしていないですね。
自分の首を絞めただけ。
むしろ、悪い大人に育ててしまっています。
反面教師にしたいと思いますが、榛花に対してそう思われているだろうと気持ちをぶつけると…榛花の方が大人でした💦
冷静に見つめている榛花は、感謝の言葉も発していて…母はハッとさせられていました💦
2巻 祈里視点
高校時代のプラトニックな関係だった彼氏のことが忘れられず、ずっと引きずっている中で、社会人になり言いよってきた人にふらっとしてしまった感じ…。
既婚者だというのを教えてもらっていなかったから訴えようとしたんですが、自己防衛ですね。
そこで忘れられなかった日向との再会。
心がギュッとなるところがせつない…。
しかも、連絡を断ってきたのは、彼の方かと思っていたのに、どうやら違うらしい。
ずっと心が囚われていた人との再会が苦しかったですが、彼がそんなことをしていなかったとホッとする反面、事実と向き合うのが…ゾッとします。
ぞわぞわする事実がじりじりと出てきて、面白いですね。
というか、田舎の小さいコミュニティで、閉鎖された場所での出来事。
あり得るのかなあ…と思いつつ、これはさすがにおかしいだろうというものが多々ありました。
これは身近にいる人にしかできないこと。
だから、日向と再会して改めておかしいと思っていたところを二人で話していく。
母を疑われても、信じられない祈里。
さらに、父の所業を思い出し、父が関わっていると思い込んでしまいます。
父親とんでもない親だな!
自分勝手すぎるのに、祈里のことを自分勝手って!
自分の親の面倒も見ずにとんでもないことしているくせにヽ(`Д´)ノプンプン
だからこそ、父がしたことと思いたいようですが、この父親がこんなことまでするとは思えませんでしたね。
とにかく手が出るだけで、頭は使えない気がしました。
そして、自宅での母とのやり取りに、祈里の心がざわざわと騒ぎ始めます。
過去の出来事を思い出し、ぞっとするような母の表情を思い出し、だんだんと母のことを疑い始め…。
事実が明らかになっても、それでも母のことを恨み切れないのは、状況から。
でも、この母ってものすごく頭が良く、祈里が自分から離れないように祖父も父もコントロールしているように思いますね。
かなりゾッとします…。
かなり続きが気になります!
2巻 日向視点
東京に行っても連絡を取り続けていた日向にとっては、とんでもない再会でしたが、そんな表情をせずに冷静でいました。
でも、ちょっと嫌味っぽいことを言ったりと、やっぱり気にはしていたよう。
ずっと気になっていたことも祈里にぶつけてみると…お互いに連絡を取りたかった事実が!
当時から気になっていたことを解決しようと、祈里と話を進めると…いろいろな事実が浮き上がってきました。
とんでもない事実。
日向からしたらどうしてなんだろうという気持ちになりますよね…。
なぜそこまでされていたのか…。
自分たちを引き裂こうとしていたのか…。
日向は冷静に分析し、第三者視点でしっかり見ていますね。
祈里の母が怪しい。
でも、祈里が信じたい気持ちを真っ向からすっぱり否定もしきれない。
それでも、祈里の母への疑いが明らかになると、当時の気持ちを吐露して…めちゃくちゃ切ない!
ずっと忘れられなかったんだろうな…と辛くなりました。
2巻 母視点
この話では母がキーパーソンでしょう。
一見優しい母を演じていますが、多分、祖父を虐待しているのではないかと。
娘をコントロール下に置くのもうまい、いい母、いい妻を演じるのも完璧。
本当にゾッとしますね。
恐らく、母の幼なじみである亜里沙の母もグルではないかと予想します。
というのも、日向と再会したと聞いたときの動揺っぷりが
また、ちょっとした行動や職業や事実が怪しさを増しています。
小さなヒントがちりばめられていて…。
もう犯罪じゃないか!と思いますが、恐らくこういう人たちは「子供のため」「子供が心配だったから」という言葉で済ませるのかもしれませんね。
→やはり祈里のためという言葉で済ませていました。
祈里のためにやっているのに何が悪いのか…同じ人間として言葉を交わしても理解してもらえない、意思の疎通がうまくできない…そんな感じでした…。
これは怖い!
祈里をがんじがらめにからめとり、自分から離れられないようにしている感じです。
母の言動で、祈里が絶大の信頼を置き、自分を絶対に裏切らない状態にし、さらに、監視している…そんな感じです。
あ~、こわい💦
2巻 父視点
父視点を一応。
でも、父視点って言っても、ぶっちゃけただ単に自分一番、自分勝手な感じなだけです。
父はこの一連の問題には関わっていないでしょう。
でも、ことあるごとに祈里に暴力をふるい、自分のストレスを発散。
人を見て暴力をふるう感じです。
しかも、言っていることが自分勝手すぎ!
自分の親の面倒も見ないくせに、祈里を自分勝手扱い。
自分は不倫していたくせに。
しかも、不倫相手も口汚い。
不倫相手の前で暴力をふるっているのはさすがにびっくりされていましたが…。
はあ、ここまでのクソオヤジはなかなかいないかもしれん。
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真綿の檻 結末までネタバレ!視点を変えると全く違うまとめ!
真綿の檻結末まで全話ネタバレまでまとめでは、1巻は昭和初期感漂うありえない歪んだ家族が描かれていました。
また、2巻からは、現在の介護問題、閉鎖されたコミュニティでありうること(ここまでのことはないと思いますが…)が取り上げられています。
ダーク感が凄くてぞっとしました。
これは一気読み、人気が出るのがわかります。
続きが配信されたら、都度、追記していきます。
真綿の檻結末までネタバレを紹介していくので、また楽しんでくださいね。